* 北西の堀1 *


* 2003年10月 *
公園西側、陸上競技場そばの堀です。
現在アヒルがなんと10羽、公園が飼っている白鳥が2羽、カモは5羽くらいです。
アヒルの雛が孵って増えている様子はないので、これだけのアヒルが捨てられたわけです。
2003年の初めにはがーこちゃんがいて11羽でした。

この堀は駅からも大分離れているし、周囲は商店や民家やマンションなのですが、近所の方で毎日餌をやってくれる方が何組かいらっしゃるようです。ゴミ袋に入れた大量のパンや食べられる雑草などを堀に投げ入れてアヒルの反応も見ずに立ち去る方を何度か見かけました。
それでも私が餌をあげるとすごい反応で、やはり空腹なようです。アヒルの数が多すぎるのです…
白鳥は係りの人に毎朝餌をもらっているはずですが、それだけじゃ足りないのかアヒルと同様に食べに来ます。
この写真の撮影は9月ですが、白鳥は割と穏やかでした。白鳥の目の前の餌をアヒルが食べようとした時だけ威嚇する、という具合です。まぁそれはアヒルもカモに対してしていることです。野良の世界の序列は厳しいのです。アヒルの中にも序列があります。
春先の白鳥は気性が荒く、アヒルが悠々と泳いでいるだけで威嚇のために遠くから泳いできたり、アヒルが餌をもらっているとそれが白鳥の食べられない餌でも羽を羽ばたかせて群れの中心に突っ込んできたりしました。
思うに…この堀には白鳥の小屋がないのです。春先ここの白鳥は堀の隅っこに小枝を集めてその上に卵を産んでいました。他の堀は可愛い雛が1羽ずつ孵ったのに、ここだけは孵らず…
…その辺りがイライラの原因じゃなかったのかな?推測ですが。
また、この堀は陸地にとても上がりにくいです。
岸が真新しくきれいな石垣になっているんですが…水鳥たちには邪魔なようです。

この写真は陸上競技場側の通路から撮りました。
この堀だけは陸地に餌を投げることができます。他の堀は陸地はあってもヒトの手の届く所にはありません。ここなら水に浮かない餌もあげることができます。
陸に上がりにくい不便さが、世にも珍しい光景を生みました。
木登りアヒル+カモです。2002年冬撮影。
普段は3〜4羽の群れに分かれてるのに、冬のこの場所にはみんな集まります。
座りにくそうなのに座ってる子もいます。

登るときには下(写真左)の低い所から上がります。
登りたい子が下に来たら、上の子は押し合いながらカニ歩きで上にちょっとずつ寄ります。らぶり〜v

バードウォッチングのおじさんが図鑑をめくりながら「白い鳥、白い鳥…」と言ってました。
私があえて餌を投げると、高い所の子以外、みんな羽ばたいて水に飛び込みます。(サンちゃんには真似できない;)
おじさんはアヒルとわかってびっくりしてました(笑)。

暖かくなるとこの光景は見られなくなりました。
今年の冬も見れるかな?

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