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* 卵トラブルのまとめ *


普段できること(卵トラブルの予防・発症後共に)
栄養
エサ
卵を作るためにはカルシウム以外のミネラルも必要。
先生曰く、主食は配合飼料よりもペレットが良い。鳥に必要な栄養分をすべて摂取させることを目的として作られているらしい。
キクスイさんのペレダック・ペレダックRという商品は意外と嗜好性も高い。ちなみにこの2つなら、魚粉抜きで酸化しにくい利点のあるペレダックRよりも動物性蛋白質がきちんと摂れるペレダックがおすすめ。
ペレットは脂質やカロリーが低いのでダイエットにもなるが、元々痩せ型で食が細い子は煮干などで栄養を補う必要があるかも。
ペット用煮干はカルシウムやビタミンDが摂れ栄養価も高いが、動物性の栄養が多すぎると発情を促進するので上げすぎは良くない。小松菜やチンゲン菜等の栄養のある野菜を多く上げる。
体に良い1つのエサをあげるのではなく、野菜や果物や小魚などそれぞれ色んな種類をあげた方が良い。
野菜は細かく切った方が消化に良い。下痢気味の子にはトマトの皮もむいた方が消化に良い。(皮に薄く切れ目を入れてから湯むきすると早い)
ボレー粉
ボレー粉は必ずあげる。カルシウム以外にもミネラルも摂れる。ボレー粉は着色していない白い物を使う。キクスイさんのフィンチ用白ボレーは粒が細かいのでオススメ。
(2010.6追記)先生の話によれば、カルシウムは与えすぎてもそれだけで病気になったという話を聞いたことはない。カルシウム不足で卵管炎になる方が恐ろしいので、産卵中のメスには沢山与える。ボレー粉を進んで沢山食べる子の場合は、他の餌と別の容器で与えた方が衛生的だが、自分で食べようとしない子の場合は主食に混ぜる。
ビール酵母
先生のおすすめ。蛋白質約50%(動物性蛋白に似たアミノ酸組成)、食物繊維約30%、残りの約20%に多種類のビタミン(B群が豊富)やミネラルが含まれる。小さじ1杯程度をエサに振り掛ける。人間では不味いと評判だがサンちゃんは気にせず食べた。一度に大量に摂ると下痢するので注意。
日光浴、庭遊び
カルシウムの吸収のために日光浴が必要。同時に庭遊びをさせるとストレス解消になり、土などを食べることでミネラルの補給ができる。
産卵・発情のコントロール
アヒルは卵を多産するよう作られた鳥で、発情すると身を削ってでも産卵を続ける。産卵は極力させない方が体のためである。
産んだ卵を抱卵していたら立ち上がった時等にこっそり取り上げる(取り上げたらパニックを起こすような子以外)。卵1つでは産卵は止まらないし、エサも食べなくなる可能性もあるため。
(前述だが)動物性のエサが多すぎると発情を促進するので良くない。
頭を低くしっぽを高くするのは発情ポーズ。このとき背中を撫でるなどすると発情を促進するので、一切相手をしない方が良い(当初相手をしていたことを後悔;)
アヒルが巣として認識している場所やいつも産卵する場所があればそこに行かせないようにすることで産卵が止まることもあるらしい。小鳥ではよく行われる方法だが、サンちゃんの場合はすぐ別の場所をお気に入りの場所にしてしまって効果がなかった。
小鳥では日照時間が8時間以下だと発情は止まると言われている。人工的に部屋を真っ暗にする等して行う。ただし、日照時間が短くなると食べる量が減ることも考えられるので注意。(うちでは試していない)
先生曰く、夜に電灯を付けない程度では発情に影響はない。電灯の光量が日光に全く及ばないため。うちでは念のため夜の照明を暗くしている。(私が起きていても豆電球のみ)
これらの方法を並行して行っても、若いうちは発情を止めるのは難しい。この他の方法には、ホルモン治療、卵管摘出手術がある。
体重測定
ものの資料では毎日測定しろと書いてあるが難しいので、週に1度はしたいところ。体重計は動物病院では人間の赤ん坊用を使っていたりするが、うちは人間用の体重計に抱っこして量って、人間分を引く。100g精度かそれ以上ないとだめ。
アヒルの標準体重は種類にもよるが大体3〜4kgと言われている。が、実際には骨格によってそのアヒルの適性体重は変わるのでさほど気にしなくて良い。胸筋の付き具合によって痩せているか太っているかを判断する。
卵性腹膜炎を起こすと食べている量が少なくても体重が増える。
変化に気をつける、記録をとる
産んだ時刻、卵の大きさ・形状などを記録。卵を産み始めの頃や年をとってからは別として、産卵ペースが不規則なのはトラブルの前兆かも。
(2010.6追記)表面がざらざらの卵や、殻の無いぶよぶよの卵(通称ぶよ玉)は危険信号。こういった異常卵が続くと卵管炎になりやすい。すぐにボレー粉を増やすなどの工夫を。
産卵時や産卵前の様子
正常でない卵の時はお腹にある時も産むときもしんどい。
しんどくなってから産むまでの時間、産んですぐに回復しないとき等も記録。
食欲
量、食べた餌のバランス、いつもと違うエサをあげたことなど、変化があれば記録。
便の状態
アヒルの便は元々水っぽい。便の写真は「生活」ページ内へ。
お尻の汚れは下痢の疑いあり。
時々する茶色くて臭いのは盲腸便であり異常ではない。
エサがいつもと同じなのにいつもより臭い、色が違う、発酵したような感じ等であれば腸が炎症を起こしている可能性
更に下痢がひどくなると食べたものをそのまま出す。
腹膜や卵管の炎症がひどいと便が出にくくなる。(サンちゃんは経験せず)
発情
発情の度合いに変化があれば記録
お腹
お腹が下に垂れ下がっていないか(卵墜、ヘルニアなど)
お腹が高熱になっていないか(平熱は40.5−41.5℃)(サンちゃんは経験せず)
病院
通院、診断結果、薬
その他
怪我、呼吸、鼻水、くしゃみ・咳、くちばしの状態、舌の色、抜け毛の量、毛並み、足、歩き方…など何でも記録
環境変化、できごと、アヒルちゃんの様子でいつもと違うことも何でも記録
卵管は体の左側にあり、産卵のためなどで卵管が腫れると左足の神経を圧迫することがある。一時的に左足がちょっとびっこをひくだけなら慌てなくていいかもしれない。
元気なときから病院を決めておく
アヒルが診れる獣医さんは少ないため、何か起こる前にアヒルがきちっと診れる病院を探しておく。健康診断が受けられそうであれば受けておくと良い。一度お世話になっておくと簡単なことは電話で済ませられる場合もある。
普段、風邪やちょっとした怪我くらいなら特にアヒルに詳しい病院でなくても大丈夫かもしれない。良心的な良い病院なら、自分の手に負えない時は詳しい病院を紹介してくれるだろう。
早めに受診
目に見える症状が出るのが遅い病気もある。鳥はしんどいことを隠すこともあり、おかしいなと思ったらすぐに鳥に詳しい病院を受診する。早すぎると言うことはない。後悔しないためにも。犬猫メインの普通の病院では役に立たないことが多い。
病院の選び方など詳しくは病院の項目で。

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